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黒壁スクエア 琵琶湖・長浜

2009 - 02/28 [Sat] - 07:02

黒壁スクエア

 

「自然写真 撮影地ガイド」というタイトルにしては、さすがにちょっと異質ですが、琵琶湖をご案内するには欠かせないポイントであり、今後は白川郷や倉敷、あるいは高山の古い町並みなども入れていこうと思っているので、そこはひとつ大目に見てやってくださいな(笑)。

 

さて… 黒壁スクエアがどういう場所かを語る前に、まずは撮影における結論から。
行かれた方ならお分かりでしょうが、ここはご覧の通り、すざまじいばかりの電線が空中を駆け巡っており、町並みを美しく撮るのは不可能に近いと思います。あの「るるぶ」でさえ、さすがに引きで撮ったカットは載ってない(笑)。白川郷もそうですが、最初の町おこしの段階でそこんとこまで気を使うと、多分広告的見地から言うと、電線を地下に埋め込むくらいの宣伝効果を弾き出せたんじゃないのかな〜。マスコミへの露出という面で考えると、電線がレタッチでも手に負えないというのはめちゃくちゃマイナス。仮に処理したとしても、それは実態を知る人にすれば不自然ですし、電線など見えないと信じて行かれた方は、もうきっとその媒体を信用しないと思います。

 

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【黒壁スクエア】 
以下は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用しています。

 

黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街にある黒漆喰の和風建築である黒壁1號館から30號館までの総称であるが、一般に北国街道と大手門通り(美濃谷汲街道)の交差点(スクエア)である「札の辻」(江戸時代に高札が立った場所であることに由来)を中心とする区域として紹介されることが多い。江戸時代から明治時代の和風建造物の連続性が高い情緒ある町並みと、その古建築を活用した美術館、ギャラリー、ガラス工房等の文化施設、レストラン、カフェ等が集積するエリアで、また日本最大のガラス芸術の展示エリアとして知られ、年間約300万人の観光客が訪れる湖北随一の観光スポットである。

 

旧市街地の中心である「札の辻」に建つ「黒壁銀行」の愛称で親しまれてきた旧第百三十銀行(1899年竣工)の取り壊しの危機に際し、旧市街の古建築の保存と再生のための博物館都市構想を掲げた第三セクター(長浜市と地元民間企業8社が出資)「黒壁」が1988年に設立された。  「黒壁」設立の主目的である旧第百三十銀行の保存と再生は同建築が1989年に黒壁一號館「黒壁ガラス館」としてオープンすることにより達成された。 さらに「黒壁」はこの一號館の周囲の古建築を、次々と美術館、ガラスショップ、工房、ギャラリー、カフェ、レストランへと再生してその数10館、「黒壁まちづくり」に参画する館を合わせると計30の古建築の再生に携わった。1991年に新快速が長浜駅まで延伸したこともあって観光客が増え続け、その活況はエリア内の他の古建築の再生・活用へと波及していった。
400年の伝統に支えられた寂れた商店街と古い住宅街が、今や湖北最大の観光スポットへと変貌を遂げている。町おこしの成功例として有名で、全国から視察が絶えない。

 

つまり黒壁スクエアとは、まさしくスクエア(交差点)で、上記の写真がその中心地。そして四方30〜100メートルほどの間に、ガラス雑貨やレストラン・カフェ、あるいは地元の特産品を扱うお土産屋さんなどが軒を並べるいわば路面テーマパークのような感じです。ただ、清水寺や東大寺などの門前町とは違い、各お店は業種に富み、また品揃えにもけっこう工夫を凝らしている様子。そのせいか、全体的にモダンで、お洒落感があります。写真はそんなお店の概観やディスプレイ、あるいはサインなどを撮ると絵になるでしょう。

 

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黒壁スクエア

 

少し周りを歩いてみると、また違った黒壁スクエアの景色に出逢えます。
例えば、「もう貴方って、いつまでたってもうだつが上がらない人ね!」のうだつを紹介しているお店があってみたり… これは、笑えました。

 

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大通寺に通じる石畳風の通り。こちらは純和風で、人も少なく和めます。

 

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僕が車を停めたパーキング。北海道なみの大らかさで、ちょっとココが好きになりましたね(笑)。また八百屋さんの看板がいいし…(笑)。野菜は見てくれの悪い大根1本30円也。よしっ、買いだね!

 

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最後にマイカーの駐車場について。
黒壁スクエアの周辺に幾つかはありますが、どれもさほどの収容力はなく、連休などのトップシーズンには、間違いなく待ち時間が発生すると思います。加えてどこも道が狭く、一度並ぶと出られないので要注意。ここは長浜駅からも近く、少し離れれば商業施設や豊公園などの大きなパーキングがありますので、そちらから自分でパーク&ライドするか、歩くほうが無難ですね。ハクチョウや夕陽のスポットである湖北町まではクルマで30分もかからないと思いますので、うまく組み合わせて見られていかがでしょうか…

 

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琵琶湖のハクチョウ

2009 - 02/27 [Fri] - 16:50

琵琶湖 コハクチョウ

 

琵琶湖には毎年冬季に多くの水鳥が飛来し、その数は約140種、おおよそ10万羽とも云われています。ここにやってくる白鳥の多くはコハクチョウで、もっとも多く越冬している地域は、夕陽とオオワシで有名な湖北町。野鳥センターによれば、約500羽前後が毎年確認されているようです。
ちなみに上の写真で飛び立とうとしているのは、雁の仲間のオオヒシクイ。こちらは天然記念物に指定されており、コハクチョウと並ぶ大型の水鳥として豪快な雄姿を見せてくれます。

 

力強さを感じる、コハクチョウのフライトシーン。

 

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さて… 琵琶湖は想像とは違い、実はハクチョウがけっこう撮りにくい場所なんです。数の多い湖北町では、昼間は琵琶湖にいることは少なく、湖周道路を挟んだビオトープや落穂の残る田圃にいることが多いため、写真のようなフライトシーンを撮るチャンスは必然的に朝夕になります。また嵐だったり逆に風がないなど、タイミングが悪ければ、朝夕も琵琶湖に戻らない場合があります。撮れる撮れないは運というか、まさにハクチョウ君次第…ですね(笑)。 
ちなみに一番琵琶湖に浮かぶコハクチョウが撮りやすい時間帯は、朝の8時から9時過ぎ。ちょうど太陽が山から高く上がり、琵琶湖にしっかり光が回り始めます。夕方は逆光になるので、どうしてもシルエットになりがちです。

 

琵琶湖をがっちりガードする葦。

 

琵琶湖

 

上の写真でおわかりのように、仮にコハクチョウが琵琶湖に入っていても、葦が邪魔で広角に撮れる場所は限られています。
琵琶湖はラムサール湿地条約に登録されており、無断で葦を切ろうものなら「逮捕」もありうる自然保護には厳しい場所。もちろん岸には寄れませんので、600ミリ以上の望遠レンズがないと豆ハクチョウになり、飛翔を狙う場合は、明るいレンズでなければシャッタースピードが上がらず、手ブレ・被写体ブレが生じるのです。
そういった理由から、撮影しやすいビオトープで飛翔シーンを撮影される方が多いようですが、僕はやはり琵琶湖らしい背景の方が好き… ビオトープからだと電線やクルマなどの人工物が入りやすく、野生感のある写真になりにくいと思います。

 

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少し南に下った湖周道路ぞいにある早崎ビオトープにて。

 

早崎ビオトープ

 

朝日に輝くビオトープ。朝はこういうシーンも狙えます。

 

ビオトープ

 

ただし、ビオトープには広い駐車スペースがないので、僕は少し離れた「湖北まこも」の場外駐車スペースに車を置き、そこから歩いて近づくようにしています。ビオトープも琵琶湖同様、湿地内への立ち入りはご法度、もちろん餌付けもできません。道は未舗装で対面できない狭い箇所がありますので、クルマは置いていく方が、よけいなトラブルの心配がなく気楽です。

 

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田圃で落穂を食べるコハクチョウの群れ。
年が明ければ、昼間は写真のように周辺の田圃で餌を食べるようになります。こうなるともう、どーしようもないですね(笑)。山本山のオオワシでも見に行くか、夕方まで、人間も一休みするしかないでしょう。

 

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PS
数は10羽ほどと少ないですが、湖南の志那でもコハクチョウは見られます。こちらは琵琶湖の岸ぎりぎりからでも撮影できるので、短いレンズで臨場感のある絵が撮れるでしょう。ただし、いない場合もありますので、あしからず…

 

大雪が降った大晦日の志那にて。この後、高速道路が封鎖され、帰れなくなりました(笑)。

 

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琵琶湖 湖北町の夕陽 

2009 - 02/27 [Fri] - 10:57

琵琶湖の夕陽

 

琵琶湖は、朝は湖西から伊吹山の方角に登る朝日を、夕方は比良山系に沈む夕陽が撮れる格好のネイチャーフォトスポットです。季節を通じて様々な被写体に恵まれるため、1日中撮影活動に勤しめます。
その琵琶湖において、特に夕陽の撮影ポイントとして有名なのがオオワシとコハクチョウでもお馴染みの湖北町。秋から冬は水鳥が写真に加わり、様々なバリエーションが楽しめます。

 

【アクセス】

 

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手っ取り早く来るなら、北陸自動車道の木之本インターで降りて、道の駅「湖北水鳥ステーション」を目指してください。そのまん前が撮影ポイントになります。ここは湖周道路に面しているのですが、道を渡るのに信号も横断歩道もありません。けっこうクルマが飛ばしてくるだけに、前々から危険なのですが、一向にそれを何とかしようとする動きは感じられず… 道の駅の関係者も、屋台の増設ばかりに目を向けてないで、「なぜここに人がやってくるのか?」を考えてみたらどうなのかと思います。このまま、万が一怪我人が出たら、僕はここの責任者は「無罪放免」では済まされないように思うのですが… ぜひ、そうならないうちに何とかして欲しいものですね。もし、行政に働きかけてくださっているのなら、知らなかったご無礼をお許しください。

 

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秋から冬にかけては、この歩道沿いにズラリと三脚が並びます。

 

 

さて… この撮影ポイントの欠点は、湖岸を埋め尽くす葦。おかげでけっこう制約を受けるのですが、実は少し南に下ったところに、湖面ギリギリまで出て撮影のできる場所があります。今のところ、早く行けば、写真のように車を乗り入れることもできるようですが、10台置けるかどうかのスペースしかありません。またおそらく私有地に近い条件の土地でしょうから、そのうち立ち入り禁止になる可能性もあるでしょう。場所は湖周道路の延勝寺に入る道の向かいで、ちょうどガードレールが切れて、湖畔まで降りられるようになっています。

 

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ここから撮影した夕陽のショットです。

 

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プロフィール

上高地 冬
稲垣朝則 Tomonori Inagaki
※ハンドルネーム 爽生

ライター・フォトグラファー・ウェブデザイナーのキャリアを有し、オートキャンプのテクニカル・クリエイターとして活動中。
近年は書籍・専門誌の執筆、オートキャンプ場、アウトドア関連企業のサポートなども手がけています。

 
【書籍】
ミニバン車中泊バイブル
2007.7発刊 第3版発売中
 
 
【雑誌】
車中泊専門誌「カーネル」、RV車専門誌「アクティブビークル」に連載中です。
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